〜賞金を渡して終わりにせず、アイデアを出した若者が「実際に劇場に通い続ける観客」になるところまで設計〜
FLASPOは、ワタナベエンターテインメントと連携し、若者が劇場に足を運びたくなる仕掛けを募るアイデアコンテストを2026年3月に実施しました。募集は3月15日まで。63件の提案が集まり、チームメンバーを含めると69名の若者が関わりました。
2026年4月22日に審査を確定し、上位5名を表彰(賞金総額15万円)。さらに上位3名は、一般社団法人 渡辺吉田芸術文化育英会が運営する舞台鑑賞費用が毎月3万円支給されるプログラムに採択されました。
本コンテストの特徴
オンラインで楽しめるエンタメ作品が溢れる現代、劇場に足を運ぶという体験のハードルは上がっています。演劇やミュージカルといったライブエンターテインメントは、一度体験すれば強い魅力を持つ一方で、その最初の一歩が踏み出されにくい構造にあります。
業界側の課題は次の3点でした。
・若者にとって、劇場へ行く動機そのものが生まれにくい
・「観たことがない」層には、作品の魅力を伝えても届かない
・エンタメ業界を志す若者との接点が、選考の場に限られている
そこで本コンテストでは、作品のPR案を募るのではなく、「どうすれば行きたくなるか」という仕掛けそのものを若者に考えてもらい、当事者の視点から入口の設計を集めました。
特典を、そのまま「関係の継続装置」にする
本コンテストでは、賞金に加えて次を用意しました。
・上位3名を鑑賞支援プログラムに採択(渡辺吉田芸術文化育英会運営。舞台鑑賞費用が毎月3万円支給)
・受賞の有無にかかわらず、希望者はワタナベエンターテインメント人事部と接点を持てる
鑑賞支援プログラムへの採択は、賞金を一度渡して終わりにするのではなく、受賞者が実際に劇場に通い続ける状態をつくる設計です。アイデアを出した若者自身が観客になり、継続的にライブエンターテインメントと関わるところまでを含んでいます。
また人事部との接点提供によって、エンタメ業界を志す若者にとっては、選考とは別の入口から企業と話せる機会になりました。アイデア募集を、そのまま業界との接点に変える形です。
成果
企業側では、若者自身の視点から「入口の設計」に関する提案を63件というまとまった件数で受け取り、業界に関心を持つ若者と選考以前の段階で接点を持つことができました。
若者側では、自分たちが劇場に行かない理由と、行きたくなる条件を言語化する機会になりました。上位3名は鑑賞支援プログラムに採択され、アイデアを出す側から、実際に劇場に通う観客へと立場が変わっています。
関連リンク
・CASE7|若者によるPR・発信:ワタナベエンターテインメント ライブエンターテインメント来場促進コンテスト
同じような取り組みをご検討の企業・自治体のご担当者様へ
FLASPOでは、全国10万人以上の学生・若者ネットワークから、出身地・在住地・学校・関心で対象を絞り、コンテストからリアルな接点づくりまで一貫してご支援しています。こちらからお気軽にご相談ください。


