プロジェクト概要
ワタナベエンターテインメントとFLASPOは、若者が劇場に足を運びたくなる仕掛けを募るアイデアコンテストを2026年3月に実施しました。
賞金総額15万円・上位5名を表彰し、63件の提案が集まりました(チームメンバーを含めた関与者は69名)。さらに上位3名は、一般社団法人 渡辺吉田芸術文化育英会が運営する舞台鑑賞費用が毎月3万円支給されるプログラムに採択されました。
受賞の有無にかかわらず、希望者はワタナベエンターテインメント人事部とつながる機会を得られる設計としており、アイデア募集を、そのまま業界との接点に変える形になっています。
プロジェクト背景
オンラインで楽しめるエンタメ作品が溢れる現代、劇場に足を運ぶという体験のハードルは上がっています。演劇やミュージカルといったライブエンターテインメントは、一度体験すれば強い魅力を持つ一方で、その最初の一歩が踏み出されにくい構造にあります。
業界側の課題は次の点にありました。
- 若者にとって、劇場へ行く動機そのものが生まれにくい
- 「観たことがない」層には、作品の魅力を伝えても届かない
- エンタメ業界を志す若者との接点が、選考の場に限られている
そこで本プロジェクトでは、作品のPRではなく「どうすれば行きたくなるか」という仕掛けそのものを若者に考えてもらうことで、当事者の視点から入口の設計を集めることにしました。
プロジェクト内容
STEP1|オンラインアイデアコンテスト
「若者がライブエンターテインメントをもっと観に行きたくなる仕掛けを考えてください!」をテーマに、FLASPOでコンテストを開催。63件の提案が集まりました。
コンテスト詳細:https://flaspo.jp/try/678
STEP2|上位5名の表彰と、鑑賞支援プログラムへの採択
上位5名に賞金を贈るとともに、上位3名は一般社団法人 渡辺吉田芸術文化育英会が運営する舞台鑑賞費用が毎月3万円もらえるプログラムに採択されました。
これは賞金を一度渡して終わりにするのではなく、受賞者が実際に劇場に通い続ける状態をつくる設計です。アイデアを出した若者自身が観客になり、継続的にライブエンターテインメントと関わるところまでを含んでいます。
STEP3|人事部との接点提供
受賞の有無にかかわらず、希望者はワタナベエンターテインメント人事部とおつなぎし、特別な接点を提供しました。エンタメ業界を志す若者にとっては、選考とは別の入口から企業と話せる機会になりました。
成果
若者側では、63件の提案を通じて、自分たちが劇場に行かない理由と、行きたくなる条件を言語化する機会になりました。上位3名は鑑賞支援プログラムに採択され、アイデアを出す側から、実際に劇場に通う観客へと立場が変わりました。
企業側では、若者自身の視点から「入口の設計」に関する提案をまとまった件数で受け取ることができました。また、業界に関心を持つ若者と、選考以前の段階で接点を持てたことが成果です。
賞金に加えて「継続的に関われる特典」を用意した点が、本事例の特徴です。コンテストの特典を、そのまま関係の継続装置として設計できることを示しています。
関連リンク
同じような取り組みをご検討の企業・自治体のご担当者様へ
FLASPOでは、全国10万人以上の学生・若者ネットワークから、出身地・在住地・学校・関心で対象を絞り、コンテストからリアルな接点づくりまで一貫してご支援しています。こちらからお気軽にご相談ください。


