プロジェクト概要
三井住友海上火災保険とFLASPOは、学生が「損害保険」に触れる機会をつくることを目的に、学生向けの新しい損害保険サービスを考えるアイデアコンテストを2022年2月に実施しました。
賞金総額200万円・上位50位までを表彰する設計で、全国から91名の学生が参加し、74件の提案が集まりました。
単にアイデアを集めるだけでなく、参加した学生と人事部の接点づくりまでを設計したことで、アンケートでは76%の参加者が「MS&ADの人事部からスカウトが欲しい」と回答。就職活動の前段にある学生に、企業と業界への関心を同時に持ってもらう施策となりました。
プロジェクト背景
損害保険は、社会人としても暮らしのなかでも欠かせないものですが、学生生活のなかで身近に感じる機会はほぼありません。結果として、学生が自ら「損害保険」について考えることはほとんどなく、業界そのものが就職先の選択肢に入りにくい状況がありました。
三井住友海上は全国各エリアで採用を必要とする一方、次のような課題を抱えていました。
- 学生が損害保険に興味を持つきっかけが、そもそも存在しない
- 説明会や選考の場に来る前の段階で、業界への関心を持ってもらう手段がない
- 全国各地の学生と、エリアを問わず接点を持ちたい
そこで本プロジェクトでは、就職活動が本格化する前の段階から業界に興味を持ってもらうことを狙い、学生自身が「あったら使いたい」と思う損害保険サービスを考えるという形をとりました。「保険を学ぶ」のではなく「自分ごととして設計する」ことで、関心の入口をつくる設計です。
プロジェクト内容
STEP1|オンラインアイデアコンテスト
「学生向けの新しい損害保険サービスを考えてください!」をテーマに、FLASPOでコンテストを開催。「みなさんが利用するあらゆる便利なサービスの普及を、保険でサポートする」という視点を提示し、学生が日常で使っているサービスを起点に考えられるようにしました。
結果、91名の学生が参加し、74件の提案が集まりました。
コンテスト詳細:https://flaspo.jp/try/312
STEP2|上位50位までの表彰
賞金総額200万円を、上位50位までに配分する設計としました。少数の優勝者だけに賞金を集中させず、幅広い参加者に成果が残る形にすることで、応募のハードルを下げつつ、参加後の満足度を高める狙いです。
上位入賞者には1名あたり14,285円、以降は順位に応じて配分し、入賞の裾野を広げることで「参加してよかった」と思える体験にしました。
STEP3|人事部との接点づくり
コンテストは、アイデアを集めて終わりではありません。参加した学生に対して、三井住友海上(MS&AD)の人事部からアプローチできる導線を用意し、コンテスト参加が、そのまま選考や企業との対話につながる設計にしました。
学生側から見れば、いきなり選考に進むのではなく、自分が考えたサービス案を手がかりに企業と話せる。企業側から見れば、業界に関心を持ち、かつ自分の頭で考えられる学生に絞って会える。双方にとって入りやすい接点になりました。
成果
学生側では、91名が損害保険というテーマに正面から向き合い、74件の具体的なサービス案を提出しました。アンケートでは76%が「MS&ADの人事部からスカウトが欲しい」と回答しており、コンテストへの参加が、業界・企業への関心に転換したことが確認できました。
企業側では、説明会や選考の前段で、全国の学生と接点を持つことができました。学生生活のなかで接点をつくれなかった「損害保険」というテーマに対し、アイデアを考えるという形で関与してもらうことで、関心の高い母集団を先に形成できたことが成果です。
賞金の配分を上位50位まで広げた点も、参加体験の質に効いています。コンテストを採用の入口として使う場合、入賞の裾野を広げることが参加後の企業評価につながることを示す事例となりました。
関連リンク
同じような取り組みをご検討の企業・自治体のご担当者様へ
FLASPOでは、全国10万人以上の学生・若者ネットワークから、出身地・在住地・学校・関心で対象を絞り、コンテストからリアルな接点づくりまで一貫してご支援しています。こちらからお気軽にご相談ください。


