ふるさと納税で確定申告が必要な人の5つの条件(国税庁の基準)
すべての人が確定申告を必要とするわけではありません。国税庁とふるさと納税ポータルサイトの情報をふまえ、ここでは確定申告が必要な人の条件を具体的に整理します。
【条件1:6自治体以上に寄附した】
ワンストップ特例の「5自治体以内」という要件を超えた時点で、確定申告が必要です。同じ自治体に複数回寄附しても1自治体と数えますが、寄附先が6自治体以上になった瞬間、ワンストップは使えません。
【条件2:ふるさと納税以外の理由で確定申告が必要】
個人事業主、副業での所得が年間20万円超、2か所以上から給与を受けている人、給与収入が2,000万円超の人は、もともと確定申告が必要です。この場合、ふるさと納税もまとめて確定申告に含めます。
【条件3:医療費控除を受ける】
高額な医療費がかかった年、セルフメディケーション税制の対象となる医薬品を購入した年は、確定申告で医療費控除を申請します。ふるさと納税の控除もあわせて申告する必要があります。
【条件4:住宅ローン控除の初年度】
住宅ローン控除は、初年度に限り確定申告が必須です。2年目以降は年末調整で処理できるため、ふるさと納税についてもワンストップを使えますが、1年目は必ず確定申告で両方を申告します。
【条件5:ワンストップ特例の申請を忘れた・期限に間に合わなかった】
ワンストップは翌年1月10日必着の期限があります。間に合わなかった場合、確定申告をすれば控除を受けられます。申請期限を逃しても、諦めず確定申告に切り替えるのが正解です。
以上のいずれかに当てはまる人は、確定申告の準備を進めましょう。
確定申告に必要な6つの書類と準備のチェックリスト
確定申告は、必要書類をそろえた段階で半分終わったようなものです。ここでは、国税庁とふるさと納税ポータルサイトで共通して案内されている書類6点と準備の順番をまとめます。
【書類1:寄附金受領証明書または寄附金控除に関する証明書】
自治体から寄附のたびに発行される「寄附金受領証明書」、またはポータルサイトが1年分をまとめて発行する「寄附金控除に関する証明書」のいずれかが必要です。後者はe-Taxでそのまま利用できる電子データで、寄附先が多い人に特に便利です。
【書類2:源泉徴収票】
給与所得者の場合、勤務先から発行される源泉徴収票が必要です。年末調整後に渡される書類で、支払金額や源泉徴収税額が記載されています。
【書類3:本人確認書類】
マイナンバーカードがあれば1枚で済みます。持っていない場合は、通知カード(住所・氏名が住民票と一致しているもの)+運転免許証やパスポートの組み合わせで提出します。
【書類4:還付金振込用の銀行口座情報】
本人名義の普通預金口座を用意し、口座番号と支店名を確認しておきます。
【書類5:マイナンバー確認書類】
マイナンバーカードがない場合、マイナンバーを証明できる書類が別途必要になります。
【書類6:その他の控除関連書類】
医療費控除を受ける場合は医療費の明細書、住宅ローン控除初年度なら金融機関の借入金年末残高証明書や不動産登記簿謄本など、他の控除に関する書類をあわせて準備します。
ポータルサイトで「寄附金控除に関する証明書」の電子発行に対応しているサービスを使うと、書類整理の手間が一気に減ります。
ふるさと納税の確定申告3ステップ|e-Tax・郵送・税務署窓口の違い
確定申告の提出方法は大きく3通り。自分に合う方法を選べば、作業時間を大きく削減できます。ここでは3ステップで実務の流れを整理します。
【ステップ1:申告書を作成する】
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、案内に従って必要事項を入力していきます。給与1か所のみの会社員なら、源泉徴収票と寄附関連書類があれば30分〜1時間で入力を終えられます。寄附金控除に関する証明書の電子データがあれば、マイナポータル連携で内容が自動入力されるため、さらに時短できます。
【ステップ2:提出方法を選ぶ】
e-Taxは、マイナンバーカードと対応スマホ(またはICカードリーダ付きPC)があれば、24時間オンラインで提出可能です。紙の提出が不要で、還付金の振込も早まります。郵送は、印刷した申告書と添付書類を税務署へ郵送する方法です。税務署窓口は、対面で提出したい人や、作成相談を受けたい人に向いています。確定申告期間中は混雑しやすいため、予約や相談会の情報をチェックしましょう。
【ステップ3:還付金の振込を確認する】
所得税の還付がある場合、申告後おおむね1〜2か月で指定口座に振り込まれます。e-Taxを使うと振込が早まる傾向があります。住民税からの控除は、翌年6月以降の住民税決定通知書で確認できます。
【3方法の使い分け】
スマホとマイナンバーカードがある会社員はe-Taxが最短です。紙での提出に安心感を持ちたい人は郵送、作成に自信がない人は窓口で相談しながら提出するとよいでしょう。
確定申告で失敗しない5つの注意点(期限・ワンストップ併用・住宅ローン控除)
確定申告は仕組みは単純でも、期限や併用関係でつまずくケースが見られます。ここでは、特に20代が気をつけたい5つの注意点を紹介します。
【注意点1:期限は原則3月15日】
確定申告の提出期限は、翌年2月中旬から3月中旬までです。例年2月16日から3月15日ごろが基準で、年度により細かな差異があります。申告忘れや期限切れは、無申告加算税などのペナルティにつながる恐れがあるため、早めの着手が大切です。
【注意点2:ワンストップ特例との併用不可】
確定申告をすると、ワンストップ特例の申請はすべて無効になります。「ワンストップ申請済みだから寄附は書かなくていい」と誤解して、ふるさと納税分を確定申告に記載しないと、控除されないまま終わります。確定申告時は、全寄附を必ず申告書に含めましょう。
【注意点3:寄附金受領証明書の紛失】
寄附金受領証明書は、原則として寄附件数分必要です。紛失した場合は自治体に再発行を依頼しますが、時期によっては時間がかかります。ポータルサイトが発行する「寄附金控除に関する証明書」に切り替えれば、1枚にまとめられて紛失リスクを減らせます。
【注意点4:住宅ローン控除との併用】
住宅ローン控除初年度は、確定申告で両制度をあわせて申告します。ふるさと納税で所得税側の控除が発生することにより、住宅ローン控除の還付額が想定より小さくなるケースがあります。寄附額が大きい人は、シミュレーションで事前に確認しましょう。
【注意点5:e-Taxでもデータの保存は5年】
e-Taxを利用した場合、寄附金受領証明書などの紙の提出は省略できますが、原則として5年間の保存義務があります。ファイリングして残しておくと、税務調査などの際にも安心です。
よくある質問(FAQ)
Q: e-Taxはスマホだけで完結しますか?
A: マイナンバーカードと読み取り対応のスマホがあれば、ほぼすべての操作をスマホで完結できます。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」はスマホ表示にも対応しており、寄附金控除に関する証明書のデータをマイナポータル連携で取り込めば、入力時間も大幅に短縮できます。
Q: 確定申告をすると、還付金はいつ振り込まれますか?
A: 申告内容に問題がなければ、おおむね申告から1〜2か月後に指定口座へ振り込まれます。e-Taxで提出した方が紙の郵送提出より早い傾向があります。住民税からの控除は、翌年6月以降の住民税決定通知書で反映が確認できます。
Q: ワンストップを申請済みだった寄附も、確定申告に含める必要がありますか?
A: はい、必要です。確定申告を行った時点で、その年のワンストップ特例はすべて無効になります。ワンストップで提出済みの寄附も含め、1年間の全ての寄附を確定申告書に記載してください。記載漏れがあると、その分は控除されません。
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