ワーケーションとは?意味と5つのメリット・始め方3ステップ | FLASPO MAGAZINE

ワーケーションとは?意味と5つのメリット・始め方3ステップ

ワーケーションとは?意味と5つのメリット・始め方3ステップ

ワーケーションとは?観光庁・厚労省の定義と2つの種類(休暇型・業務型)

旅先で働くという新しいスタイルが、若い世代を中心に注目されています。公的機関の定義と分類を押さえると、自分に合う関わり方が見えてきます。ここでは基本から整理します。

【ワーケーションの基本的な意味】

ワーケーションは、「Work(仕事)」と「Vacation(休暇)」を組み合わせた造語です。観光地やリゾート地でテレワークを活用しながら、休暇も楽しむ過ごし方を指します。2000年代のアメリカで、有給取得率の向上とリフレッシュを目的に生まれたとされ、日本でも働き方改革と新型コロナ対応の流れで広がりました。

【観光庁・厚労省の位置づけ】

観光庁はワーケーションを「新たな旅のスタイル」と位置づけ、普及促進に取り組んでいます。厚生労働省は2021年3月の「テレワークガイドライン」で、ワーケーションをテレワークの一形態として整理しました。ワーケーションは在宅勤務やサテライトオフィス勤務と並ぶ働き方の選択肢です。

【2つの大分類:休暇型と業務型】

休暇型は、有給休暇などを使って観光地やリゾートに長期滞在し、その中で空き時間や短時間のテレワークを行うスタイルです。福利厚生の一環として企業が取り入れる例もあり、「福利厚生型」とも呼ばれます。業務型は、業務を主軸に据えたワーケーションで、地域課題解決型、合宿型、サテライトオフィス型、ブレジャー型(出張+レジャー)の4つに細分化されます。

【日本での現状】

観光庁の調査では、ワーケーションの認知率はすでに8割程度に達していますが、実施経験率は数%にとどまっています。制度未整備や活用方法の不明さが主な理由で、特に若手社員・家族層に潜在的な関心層が多いと報告されています。20代にとっては、これから普及が加速する領域に早めに触れておく価値のあるテーマです。

ワーケーション5つのメリットと3つのデメリット|テレワークとの違い

普通のテレワークや出張との違いを含めて、期待できる効果と注意点を整理すると、導入のイメージが具体的になります。ここでは双方の視点で見ていきます。

【メリット1:リフレッシュと集中の両立】

いつもと違う環境で働くことで、気分転換しながら業務効率を高めやすくなります。NTTデータ経営研究所などの実証実験では、ワーケーションが業務生産性や心身の健康向上に寄与した結果も報告されています。

【メリット2:長期休暇が取りやすい】

通常の有給休暇だけでは難しい長期滞在でも、一部を業務時間にあてることで旅先での長期滞在が実現できます。20代のうちに地方で長く過ごす体験ができると、暮らしや働き方の選択肢が広がります。

【メリット3:家族や友人との時間】

家族旅行中の午前中だけ働き、午後は合流する、といった組み合わせが可能です。仕事とプライベートを切り離しすぎない、柔軟な時間設計ができます。

【メリット4:新しい発想や出会い】

自然環境や地域コミュニティとの関わりが、仕事のアイデアにつながることがあります。和歌山県、長野県など、自治体のワーケーション誘致も活発で、地域住民との交流機会も豊富です。

【メリット5:地方経済への貢献】

滞在することで宿泊、飲食、交通など地域にお金が落ち、地方創生や関係人口増加につながります。

【デメリット1:勤怠管理と労災の扱い】

労働時間の把握が曖昧になりがちで、労災認定の面でもグレーな領域が残ります。会社の制度を事前に確認することが必須です。

【デメリット2:セキュリティリスク】

宿泊先のWi-Fiは、公衆ネットワークと同じ注意が必要です。VPN利用や画面のぞき見防止フィルムが推奨されます。

【デメリット3:経費負担の境界】

旅費交通費を会社が負担するのか個人で負担するのかは、企業の制度により差があります。事前の確認が必要です。

初めてのワーケーション|始め方3ステップとおすすめスポット5選

未経験の場合は、短期・近場から始めるのが成功の近道です。ここでは、3ステップの始め方と、初心者に選びやすい地域を紹介します。

【ステップ1:会社の制度を確認する】

まず、自社のテレワーク規定やワーケーション制度を確認します。リモートワーク許可エリア、労働時間の扱い、経費負担の範囲、事前申請の要否など、ルールに沿った形で始めることが大前提です。制度が未整備の場合は、有給休暇と自主的なリモートワークを組み合わせる形から試すのが現実的です。

【ステップ2:行き先と滞在先を決める】

Wi-Fi環境が安定していることと、静かに仕事ができるスペースがあることが最低条件です。ワーケーション向けの設備を備えたホテル、コワーキングスペース併設の宿、個室付きゲストハウスが選びやすい選択肢です。週の前半を仕事、後半を観光に、といった予定で2泊3日〜4泊5日から始めるとリスクが低く済みます。

【ステップ3:実際に滞在し、次回へ活かす】

仕事と観光の割合は、現地で柔軟に調整します。午前は仕事、午後は散策、夜は地元料理、のようにシンプルなルールを決めると集中が乱れにくくなります。帰宅後は、「よかった点」「次回改善したい点」をメモに残すと、2回目以降の精度が上がります。

【おすすめスポット5選】

1つ目は和歌山県白浜町(南紀白浜)で、コワーキング施設や自治体の支援策が整っています。2つ目は長野県軽井沢町、都心からのアクセスと自然環境が魅力です。3つ目は沖縄県(国頭エリアやリゾート地)で、リモートワーク施設を備えたホテルが増えています。4つ目は北海道ニセコ町で、夏冬のリゾート機能が充実しています。5つ目は徳島県神山町で、サテライトオフィス集積地として環境が整っています。20代には、近場の温泉地や離島なども、短期ワーケーションのデビューに向いています。

成功させる5つのコツ|補助金・Wi-Fi・労務管理・セキュリティ対策

満足度の高いワーケーションには、事前準備と現場の工夫が欠かせません。ここでは、失敗を避け、体験価値を引き上げる5つのコツを紹介します。

【コツ1:自治体・企業の補助金を活用する】

国や自治体のワーケーション推進施策の一環として、宿泊費や交通費の補助、企業向けの助成金が用意されている地域があります。観光庁や各都道府県の公式情報を確認し、使える支援策がないか事前に調べましょう。

【コツ2:Wi-Fi環境を事前に確認する】

滞在先の公式サイトや口コミで、Wi-Fiの速度と安定性を必ず確認します。モバイルWi-Fiルーターを1台持参すると、万が一の通信トラブル時のバックアップになります。Web会議の多い業務なら、有線LAN対応の部屋を優先しましょう。

【コツ3:労働時間を明確に分ける】

「仕事の時間」と「休暇の時間」を時間単位でメリハリよく分けるのが、生産性と満足度の両立のコツです。9〜13時は集中して仕事、その後は観光、19時以降はリラックス、というように時間を固定すると、切り替えがしやすくなります。

【コツ4:セキュリティ対策を徹底する】

無料Wi-Fiの安易な使用は避け、VPNを通して業務用ツールにアクセスします。PCの画面には覗き見防止フィルムを貼り、カフェなどの公共スペースで機密情報を扱う作業は避けるのが基本です。

【コツ5:地域との関わりを持つ】

滞在先の商店街、地元の飲食店、観光案内所などで地元の人と話す機会を意識的に作ると、旅行にはない関係性が生まれます。20代のうちに地方の人と接点を持っておくと、将来の移住、地域おこし協力隊、サイドプロジェクトなどの可能性が広がります。

準備と姿勢を整えるだけで、ワーケーションの体験価値は大きく変わります。

よくある質問(FAQ)

Q: 新入社員でもワーケーションはできますか?

A: 会社の制度次第です。テレワーク自体が認められていれば、ワーケーションも応用として実施しやすくなります。制度が未整備でも、有給休暇中のリモートワークを組み合わせる形から始められます。まずは上司や人事に、短期の試行が可能か相談してみるとよいでしょう。

Q: フリーランスの場合、ワーケーションはどう活用すべきですか?

A: フリーランスは勤怠管理の制約が少ないため、ワーケーションとの相性は抜群です。クライアントとのWeb会議が可能な通信環境を確保し、納期を意識してスケジュールを組めば、全国どこでも仕事ができます。地域のコワーキングスペースを活用すれば、新しい人脈にもつながります。

Q: 家族や友人とのワーケーションは実際に可能ですか?

A: 家族・友人同伴のワーケーションは実際に増えています。午前中は個別にリモートワーク、午後は全員で観光、夜は一緒に食事、という過ごし方が定番です。仕事を持ち込むことで長期滞在が可能になり、まとまった旅行体験と仕事の両立ができます。

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