Affinityとは?Canva傘下で完全無料になった経緯を解説 | FLASPO MAGAZINE

Affinityとは?Canva傘下で完全無料になった経緯を解説

Affinityとは?Canva傘下で完全無料になった経緯を解説

Affinityとは?基本の特徴を解説

Adobe製品の月額課金に負担を感じるユーザーの受け皿として、存在感を高めてきたソフトがあります。それがAffinityです。写真編集・ベクターデザイン・レイアウト制作といった、illustratorやPhotoshopに相当する機能を持つデザインソフトのことで、2026年7月時点では提供元が変わっており、現在はCanva傘下で提供されています。

【提供元・料金体系ともに変化した点に注意】かつては「買い切り型」であることが最大の特徴として紹介されていましたが、現在はこの説明は正確ではなくなっています。最新の状況を踏まえて紹介します。かつては「Adobe製品に代わる買い切りソフト」として、サブスクリプション疲れを感じるユーザーの受け皿として紹介されることが多いツールでした。しかし現在この説明のまま参考にすると、実際の料金体系と食い違いが生じます。デザインソフトの世界では、開発元の買収や料金モデルの変更が数年単位で起こり得ます。特定のツールの評判を参考にする際は、その情報がいつ時点のものかを必ず確認する習慣をつけましょう。「昔の記事に書いてあったから」という理由だけでツールの料金体系を信じ込まず、公式サイトの最新ページで確認することが、正確な情報収集の基本です。公式サイトを定期的にチェックしておくと、こうした変化にいち早く気づくことができます。移行を検討する際は、まず公式のFAQを確認することをおすすめします。

AffinityはCanva傘下になり無料化した

2024年3月、CanvaはAffinityの開発元であるSerif社を買収しました。買収時点ではCanvaは「買い切りライセンスの提供を今後も続ける」と表明していましたが、2025年10月30日、この方針は転換されます。

【2025年10月に完全無料化】Canvaは旧Affinity Photo・Designer・Publisherの3製品を「Affinity」という単一の統合アプリに再編し、コア機能を完全無料で提供すると発表しました。生成AIなどの一部機能のみ、Canva Pro(有料プラン)加入者向けに提供される「フリーミアム」モデルに移行しています。ダウンロードにはCanvaアカウント(無料)が必要です。この変更は業界内でも大きな話題となり、発表から4日間で100万人以上が新規登録したと報じられています。買収時の「買い切りライセンスを維持する」という表明からの方針転換であるため、今後の動向にも注目が必要です。Canva公式は、この無料化について「業界のゲートキーピングから寛容さへの転換」と説明していますが、一方で長期的にこの無料モデルが維持され続けるかについては、様子を見る必要があるとする指摘も一部にあります。買収から無料化までの約1年半という期間は、ソフトウェア業界の変化の速さを象徴する事例としても取り上げられています。最新の状況は変わる可能性があるため、実際に利用する前に必ず公式サイトで確認しましょう。

旧AffinityシリーズとAffinity(新版)の違い

現在のAffinityは、以前のシリーズとはいくつかの点で異なります。

【1. アプリの統合】かつて別々のアプリだったAffinity Photo・Designer・Publisherが、1つの統合アプリにまとめられました。

【2. 料金体系の転換】買い切り課金は廃止され、コア機能は無料、AI機能のみCanva Proで利用可能という体系に変わりました。

【3. 対応環境】新しいAffinityは現在Mac・Windowsに対応しており、iPad版は開発中で2026年中のリリースが予定されています(2026年7月時点では未リリース)。

【4. 旧バージョンとの互換性】新アプリは旧V1/V2ファイルを開けますが、逆に旧バージョンのアプリで新しい形式(.af)のファイルを開くことはできません。特にiPadでの利用を検討している場合は、2026年7月時点でまだ提供されていない点に注意が必要です。旧V2をiPadで使い続けるか、新版のリリースを待つかを検討することになります。旧バージョンで作成したファイルは新しいアプリで開けますが、逆方向の互換性はないため、チームで作業する場合はメンバー間のバージョンを揃えておくことが望ましいです。バージョン間の非互換性は、共同制作を行う際にトラブルの原因になりやすいため、事前にチームメンバーとバージョンを確認し合うことをおすすめします。今後の展開にも注目しながら、必要に応じて情報をアップデートしていくことが大切です。

Affinityの始め方

現在のAffinityを使い始める際の基本的な流れを紹介します。

【1. Canvaアカウントを用意する】ダウンロード・利用には無料のCanvaアカウントが必要です。

【2. 公式サイトからダウンロードする】Mac・Windows版が提供されています。

【3. 無料でコア機能を試す】ベクター・写真編集・レイアウトの主要機能は無料で利用できるため、まずは実際に触れてみることができます。

【4. AI機能が必要な場合はCanva Proを検討する】生成塗りつぶしなどのAI機能を使いたい場合のみ、有料プランへの加入を検討しましょう。学生であれば、まずは無料の範囲で基礎を学ぶことをおすすめします。CanvaというWebベースのデザインツールに慣れている人にとっては、アカウント連携によって比較的スムーズに移行できる設計になっている点も特徴です。CanvaでSNS投稿画像を作り、より精密な調整はAffinityで行うといった使い分けも、同じアカウントで完結できる分、これまでより取り組みやすくなっています。今後Canvaのエコシステム全体との連携がさらに強化されていく可能性もあり、Canvaを普段使っている人にとってはより便利になっていくと考えられます。料金体系の変化は多くのクリエイターにとって朗報である一方、ビジネスモデルの持続性については引き続き注視されています。移行を検討する際は、まず公式のFAQを確認することをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q. Affinityは今も買い切りで購入できますか?

A. できません。2025年10月の刷新以降、コア機能は無料(Canvaアカウントが必要)となり、買い切り課金モデルは廃止されました。

Q. 旧Affinity Photo・Designer・Publisherはまだ使えますか?

A. 既存のライセンスは引き続き有効ですが、新機能は追加されず、開発の中心は新しい統合アプリに移っています。

Q. iPad版はいつ使えますか?

Affinityは、画像編集やベクター制作、レイアウト制作などに使えるデザインツール群として注目されています。Canva傘下で完全無料化されたことで、Adobe製品以外の選択肢を探す人にとって試しやすい環境になりました。ツール選びでは、機能の多さだけでなく、自分の制作目的や共同作業のしやすさに合っているかを確認することが大切です。

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