Vue.js入門:日本で人気のプログレッシブフレームワークをゼロから学ぶ | FLASPO MAGAZINE

Vue.js入門:日本で人気のプログレッシブフレームワークをゼロから学ぶ

Vue.js入門:日本で人気のプログレッシブフレームワークをゼロから学ぶ

Vue.jsとは何か:「プログレッシブフレームワーク」が日本企業に選ばれる理由

Vue.js(ビュードットジェイエス)は2014年にEvan You(元Googleエンジニア)が個人開発として公開したJavaScriptフレームワークです。「プログレッシブ(段階的に導入できる)」という設計思想のもと、既存のHTMLページに少量のVueコードを追加するだけで使い始めることができ、大規模なSPA(シングルページアプリケーション)の構築にも対応できます。

日本国内でのVue.jsの採用率は特に高く、国内のWebフレームワークシェア調査でReactと並ぶ人気を誇ります。ソフトバンク・リクルート・ヤフーなどの大手企業から中小のWeb制作会社まで幅広く採用されており、「日本のフロントエンド現場で使われている言語」という文脈ではReactと並んで最も重要なフレームワークです。

Reactとの比較でよく言われる「Vueのほうが学習コストが低い」という評価は、単一ファイルコンポーネント(.vueファイル)の直感的な構造と、公式の日本語ドキュメントの充実に由来します。初めてフレームワークを学ぶ場合のエントリーポイントとして、Vue.jsは有力な選択肢です。

Vue3の基礎:Composition APIとリアクティビティ

Vue3(2020年公開)の主要な変更点とComposition APIを解説します。

【Composition API(setup関数)】 Vue3で導入された新しいコンポーネントの書き方です。<script setup> を使い、import { ref, computed, onMounted } from 'vue' のようにVueの機能をインポートして使います。React Hooksに近い感覚で、ロジックを関数として整理しやすいです。

【リアクティビティ(ref・reactive)】 ref(0)で包んだ値は変化が自動的に検出されUIに反映されます。const count = ref(0); count.value++ と書くとカウンターが更新されます。reactiveはオブジェクト全体をリアクティブにします。

【v-bindとv-on(テンプレート構文)】 :class=’isActive ? “active” : “”‘(v-bind省略形)でデータをHTML属性にバインドし、@click=’handleClick’(v-on省略形)でイベントを処理します。これがVueの「宣言的レンダリング」の核心です。

Nuxt.jsとVueエコシステム:SSR・静的サイト生成への展開

Vue.jsをより実践的に使うためのエコシステムを解説します。

【Nuxt.js(Vue製フルスタックフレームワーク)】 Nuxt.jsはVue.jsをベースに、ファイルベースルーティング・サーバーサイドレンダリング(SSR)・静的サイト生成(SSG)・自動インポートなどを追加したフレームワークです。ReactにおけるNext.jsに相当します。SEOが重要な企業サイト・ECサイト・メディアサイトでの採用が多いです。

【Pinia(Vue公式状態管理)】 Vue3の公式推奨状態管理ライブラリです。Vuex(以前の公式ライブラリ)より軽量でTypeScriptとの相性が良く、defineStore でストアを定義するシンプルなAPIが特徴です。

【Vue Router】 Vue公式のルーティングライブラリで、SPA内のページ遷移を管理します。createRouter・createWebHistory・RouterLink・useRouterが基本のAPIです。

【Vite(ビルドツール)】 Vue.jsのデフォルトのビルドツールです。開発時のホットリロードが非常に高速で、WebpackやCreate React Appより起動時間が短い点が開発体験を向上させています。

Vue.jsでポートフォリオを作る:就活でアピールできる作品制作

Vue.jsを学んだ後のポートフォリオ作成とキャリアへの活かし方を解説します。

Vueでポートフォリオを作る際の推奨スタック:Vue3 + TypeScript + Vite + Pinia + Vue Router + Tailwind CSS + Nuxt.js(デプロイまで)。Vercel・Netlifyでの無料デプロイが可能です。

作ってみるとよいポートフォリオ例として、TODOアプリ(CRUD・フィルタリング)・API連携の天気アプリ・リアルタイムチャットアプリ(Firebase連携)・管理画面ダッシュボードなどが挙げられます。Vue Router + Piniaを使ったマルチページSPAは特に実践的なスキルのアピールになります。

Vue.jsを使えるエンジニアの年収は経験・スキル・企業規模によって異なり(求人市場では概ね500〜800万円程度とされています)、国内求人市場でのVue.jsエンジニア需要は安定しています。特に日本語でのコミュニケーションが重視される日本企業・中小Web制作会社では、Reactより採用されやすいケースもあります。

Vue.js入門に関するよくある質問(FAQ)

Q. Vue.jsはReactと比べてどちらが就職に有利ですか?

A. グローバル市場・大手スタートアップではReactが有利ですが、日本国内の中小企業・Web制作会社ではVueも同等かそれ以上の採用案件があります。どちらかをマスターすればもう一方への移行は比較的容易です。

Q. Vue2とVue3はどちらを学ぶべきですか?

A. Vue3を学ぶことを推奨します。Vue2のサポートは2023年12月に終了しており、新規プロジェクトはVue3が標準です。ただし、既存プロジェクトのメンテナンスでVue2の知識が必要になる場面もあります。

Q. Vue.jsの学習に最適な日本語リソースはありますか?

A. 公式ドキュメントja.vuejs.org が日本語で提供されており、Reactより充実しています。Progateにもコースがあります。

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